
今回のリクエストは繊細な感じの曼荼羅と花
彼女は日本人なら誰でも知ってる某有名大企業にお勤めの才女。そーゆー女性が大きめのタトゥーを手にする世の中になりつつあって嬉しい限りです
+++デザイン
彼女のリクエストスポットのカタを採寸→Macに取り込み各デザインを配置します。今回のプロジェクトは”女性のナチュラルな曲線にピタリと合わせたデザインライン”
A4サイズ以上のデザインは配置の流れがとても重要です。
+++ステンシルテスト
カラダにピタリとフィットする上等なイタリアンスーツをオーダーメイドで作るときって仮縫い段階でフィッティングテストするものです。
当スタジオでもしっかりとした準備をしてクライアントが欲しいイメージを共有→様々な微調整と修正を重ねます。
”クライアント一人ひとりに合わせたオートクチュール・タトゥー”LOYAL TATTOO が目指しているのはそこです。
+++初回・筋彫り
タトゥーの痛みは人それぞれです
何時間でもいける人もいれば2-3時間が限界の人もいる。
また彫師の彫り方の強弱や使う針の太さやインクの濃淡…様々な要因が重なるからさらにややこしい。短い時間しか痛みに我慢できない事は恥ずかしいことではありませんが…彼女は実に我慢強い!
初回から一気にこのサイズ・このディテールをここまでいける人は数少ない!彫師冥利に尽きます
+++シェーディング
とりあえず花部分完成
短いスパンでこれだけシェーディングを続けるとメンタルがその痛み覚えてしまい、あまりやりすぎると次のセッションの一刺だけで鋭い痛みを思い出すこともあります。さらに同じことを無理やり繰り返し続けるとタトゥーが怖くなる人もいる。
我々刺青師はタトゥーを彫る以外に”クライアントの心を扱う”のも大切な仕事であると考えています。
だからこそ焦らず大事に丁寧に…
+++完成
曼荼羅はなくてもいいんじゃない?痛いしさ?無理しなくてもさ?”と提案しましたが、彼女はこのポイントにすごくこだわりを持っていました。
ならば?だからこそ!より丁寧に!
おれ的にも会心の一撃です!
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