2020/11/29 03:22
初回・筋彫り!Line work!!
タトゥーの痛みは人それぞれです。何時間でもいける人もいれば、2-3時間が限界の人もいる。また、彫師の彫り方の強弱や使う針の太さ、インクの濃淡…様々な要因が重なるからさらにややこしい。
短い時間しか痛みに我慢できない事は恥ずかしいことではないんです。が…彼女は実に我慢強い!初回から一気にこのサイズ・このディテールをここまでいける人は数少ない!彫師冥利に尽きます。
シェーディング 2nd session.
とりあえず花部分完成!
短いスパンでこれだけ細い針でシェーディングを続けるとメンタルがその痛み覚えてしまい、それをあまりやりすぎると…次のセッションの一刺だけで鋭い痛みを思い出すこともあります。さらに同じことを無理やり繰り返し続けると…タトゥーが怖くなる人もいる。
それは当スタジオのやり方ではありません。我々刺青師はタトゥーを彫る以外に”クライアントの心を扱う”のも大切な仕事であると考えています。
だからこそ焦らず大事に丁寧にTattooing っていう楽しい時間を重ねます。
完成!
当スタジオから”曼荼羅はなくてもいいんじゃない?痛いしさ?無理しなくてもさ?”と提案しましたが、彼女はこのポイントにすごくこだわりを持っていました。
ならば?だからこそ!より丁寧に!
めちゃくちゃ綺麗だー!かっこいい!
今回のプロジェクトはあえて薄墨(特殊配合)を使用しています。薄墨を使用する事で肌により自然に馴染みやすく、ふわりとしたグラデーションを表現出来ました。
おれ的にも会心の一撃です!