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2025/05/04 21:52


世界の名画タトゥー化シリーズ


第一弾

レオナルド・ダビンチ作品 「最後の晩餐」

びっくりするくらい大変です


カラーワークだし細かすぎて頭おかしくなるます




タトゥー化用デザイン製作

デザイン企画/制作段階でイメージしたのは

「おれの意識を消して、おれの脳と天国のダビンチ脳をBluetoothでリンクして、ダビンチがおれのカラダをリモート操作してタトゥーを彫ってる感じ」

それはムーディーブルースでダビンチを再生する感じ


言うは易しすぎるけど…

そんなことできんの?うーん…できる気がする…


ま、いいか?とりあえずやってみようっ!



筋彫り

もはや筋彫りごとき目を閉じて余裕で彫れる


大変なのはカラー+シェーディング

さすがに目を閉じてちゃ無理だから開きます

「下打ち」っていうんですけど - 先に明るいカラーで下地を作る工程


水彩画的にさらさら進まないからめんどくさい…


ちなみにそのやり方はこんな感じ

水でしゃしゃしゃーーーっ!ってやる美術部で習ったアレ

こっちは小さいエクイップメントの中を油絵技法に近い感じで一つひとつ小さい針でちまちまと…


プラモでいうとこの「汚し塗装」


絵画でいうとこのテンペラ技法ってやつ

芸は身を助けるっていうけども

ウィーンにいた頃にこればっかやってる奴がいて、それ見てたからなんとなーくできた
ね?似てるでしょ?

だからって紙に描くのと肌に刺すのじゃ微妙に違うし、やり方もタトゥーバージョンにちょい改造するけど


豆知識的なヨーロッパ本式テンペラ画
ヨーロッパでタトゥーアート修行してた頃

ウィーンやザルツブルクあたりはこのレベルの彫刻や建築物、テンペラ画が街の至る所にゴロゴロしているから散歩してるだけで勉強になってしまう

で、超絶技巧レベルの現代テンペラ画はこちら
意味わかんないしバカなの?ってくらいすごい



最大火力の現代テンペラ画の頂点はこちら
…呆れるしかない
この空間に入り込んだ瞬間
この空気を吸い込んだ瞬間

これだ
おれのやりたい事はこれのタトゥーバージョンだ

この光を
この影を
この輝きをタトゥーにしたい

「感動」って感情と言葉はこれの事か…

って涙が出た

全部最初から計算しつくされた空間
絵画とフレーム、その空間の光と影 = 映え方

技法・技術だけやってりゃいいわけではなくて
おれがいつもお客さんに説明する
なんでも無闇に彫りゃいいわけじゃない・人体のシンメトリー/モチーフと空間を活かす/殺す、肌の流れを意識してタトゥーを際立たせるマイナスの構図/プラスの構図とか

完成したそのタトゥーを人体に置いた時の映え方
タトゥーコンベンションもド派手だし
タトゥーの教科書そこらにあるし、服は貰えるし家は友達んちに居候だし、飯はてきとーになんとかなるし…
今考えれば…ほとんど無料でヨーロッパ中を走り回ってタトゥーコンベンション参戦しまくって
ローカル扱いであちこち顔出して、下手したら勝手にアート系専門学校に入り込んで生徒のふりして授業受けたり…
メルセデスxマリファ◯まみれで速度無制限でアウトバーンぶっ飛ばすわ…めちゃくちゃだ… ⇦向こうでは合法

日本とアメリカのパスポート最強すぎて、どこいくにも電車とバスほとんどタダだし…ありえないレベルで恵まれすぎてた刺青修行時代だった…


まさかあの頃なにげに学んでたアレが
今になって全部リンクする


だからタトゥーって最高です

一人ひとりのキャラに手相や服の皺の影や光、表情を与える…なんなの?あのダビンチとかいうひげもじゃのおっさんってバカなの?


っていうくらい細かくて大変です



ってな話をしてたら

世界の名画タトゥー化シリーズ第二弾


狩野一信作品

「五百羅漢」六道地獄 - フルレッグスリーブタトゥー

人間ってリアルで口から「ふぎゃっ!😢」っていうのね…

狩野のおっさんやりよるな…どうしたらいいの、これ?



ま、できると思うけど…絶賛タトゥー化用下絵製作滞り中

細かすぎて余裕で頭がおかしくなってコルベットぶっ飛ばして葉山の海に逃避する癖があります


とはいえ、テンペラ画技法タトゥーバージョンとかお客さんに説明したけどちんぷんかんぷんな顔してたし



いほりさんの好きにやっちゃってくださいっ!って言ってくれるから、これまた勝手に好きなようにやってます


世界の名画タトゥー化シリーズはLOYAL TATTOO の得意技にしたい - 皆様からのリクエストお待ちしています



人間はがんばりましょう





現在製作・執筆中