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2023/01/01 21:57

2023年5月
LOYAL TATTOO は五周年を迎える事ができました!

皆さんホントにありがと!
タトゥー屋に限らず新規事業って大抵五年持たないっていうじゃん?これは皆さんが支えてくれた結果です。
そんなLOYAL TATTOO に来てくれるお客さんのために
おれはさらに上手くならねば…

ならば修行せねばならぬ!
YES!! タトゥーコンベンション武者修行の旅です!

ドイツ・ドルトムント!
++ Dortmund Tattoo Convention 2023

アメリカ・ボルチモア!

++ BALTIMORE TATTOO ART FESTIVAL 2023


そして…
世界最大級、世界中のタトゥー屋が夢見る舞台!

アメリカ・ニューヨーク!
++ NY EMPIRE STATE TATTOO EXPO 2023


世界トップ250のタトゥーアーティストがニューヨークエンパイアステートに集結。週末開催のこの祭典には三日間で三万人以上の来場者がある程の大舞台です。

NY EMPIRE STATE TATTOO EXPO instagram 

NYは若き日々に留学生として住んでいた思い出の街…

よしゃ!いってみよー!


+ act 1 Baltimore Tattoo Fes

アメリカ到着から一週間ですぐにバルチモアです!


大会は大盛況 of the 大盛況!
600ブースのタトゥースタジオと三日間で二万人の動員を記録したようです。

LOYAL TATTOO が世界最大のタトゥー先進国アメリカで通用するのか?

そのトライアルな姿勢で大会に挑みましたが…

意外と余裕で通用した!


ブラックワーク部門ミディアムクラスで決勝トーナメントまで進出しましたが…

惜しくも受賞ならーず!🥲 

初めて挑んだ世界最大のタトゥー先進国の巨大な大会の凄腕トップタトゥーアーティストの中で、ただ一人の日本人タトゥーアーティストとして今の自分にできる事をしっかりやれたかな?と自負しています。


LOYAL TATTOO が世界のタトゥーバトルのトップフィールドで戦える事は理解した - 次は”なにをどうすればそのステージで勝者になれるか?”を追求です


+ act 2 New York Tattoo Expo
プロデビューする前からNY TATTOO EXPO を目標にしてやってきた。いつか絶対にニューヨークでタトゥーをやる…その執念でタトゥー屋をやってきました。
+++ほらみろ!叶った!

自分なりに死に物狂いでやってきたつもり…なんとか辿り着いた目標地点…にも関わらず…

痛恨の例のアレでぶっ倒れました🥲死ぬかと思った

目標地点のニューヨーク大会にやっと辿り着いたのに意識が朦朧としてて三日間の記憶がない
歩いても足元フワフワで宇宙みたいだし、視界がボヤけてすべてが三重に見える
それでもその場でデザインをアドリブして彫る
マシンを握る握力はないし針が肌に刺さる感触も伝わってこない… 

悔しくないわけがない…それでも今できる事を…
執念だけでなんとかできる限りのタトゥーを彫ったけど…目指していた舞台では悔しさしか残らなかった。
言い訳無用

おれのニューヨーク初参戦を遠いクロアチアから見届けに来てくれた友達の前でかっこ悪い姿を晒せるわけがない
自分のためではなく目の前のお客さんと、今までおれを支えてくれた人達と、そして日本/東京のお客さん達のためにやれる事はやりきろうと…


++そんな姿を見てくれてる人は必ずいる
びっくりした!

アテもなく来た世界一の街ニューヨークでいきなり働く場所が見つかった!
COSMIC WIZARD TATTOO - NEW YORK, Brooklyn. 

体調コロ助でなにができるか…目標地点…やるしかないからがんばってみたら…
結構な大金を数日で鷲掴みにできちゃった…うーん…アメリカンドリームよね!
とりあえず今後のニューヨークの拠点ができた!
もし体調万全だったなら…言い訳的な悔しさもある…

その悔しさはまたニューヨークに来る理由になるし、その執念はドイツに向ける


+ act 3 Dortmund Tattoo Con
名前の言えない例のアレはヴォルデモート級の凶悪さ
体調最悪でも辿り着いたドルトムント!
フラフラになりながらもタトゥー彫ったけど
ニューヨークで無理して地獄をみた経緯

目標設定ジャーマンタトゥーを学ぶ!
に即変更です!
ええええらいこっちゃ!
世界トップクラスのタトゥー屋はとんでもなく上手かった!
今回のツアーの中でドルトムントが間違いなく一番レベルが高かった。彼らのそのやり方を自分の目ん玉で直に確認できたことが収穫でした。

おれが目指してる頂って…うわぁー…行けんのか?恐ろしくなるわ…言っちゃったからやるしかないけど…

環境とタイミングさえドンピシャで合えば現時点でも世界で戦える戦力はあると理解した(まだ戦えるだけ)ここから三年・五年・十年スパンで計画的に成長/挑戦を続ければ間違いなく表彰台には届くと確信を得ました

次は最強クラスのタトゥーコンベンションに出る事が目標ではなく、どうやってそのステージの表彰台を掴むのか?環境とタイミングを狙ってドンピシャで合わせる作戦の立案→実行です!


さらにドイツで気がついたのは…

自分のタトゥーがどういう人達に受け入れられてるのか?を初めて意識しました。

タトゥー屋プロデビューしてから五年間 - とにかく刺青師として成立する事に必死すぎて色んな思考への余裕がなかった

必死でやってきたからこそ、たった五年で世界最高峰の舞台に立つ事はできた


けど、まだそこに立っただけ

なにも掴んでないし何も成し遂げていない

情けないけどそれが現時点での実力でした


まだまだ先は長いけど、必ずそこに到達する鉄の決意


LOYAL TATTOO が

ワールドベストタトゥースタジオ

東京ベストタトゥースタジオ

の一つになる事が

今まで支えてきてくれた皆さんへの

せめてもの恩返し


かな?


+++追記

さらに…ドイツでは若きドイツ人に英語でタトゥーを教える事にも挑戦しました!

おれの最初の刺青師修行ではドイツでドイツ人のボスから英語でタトゥーを教わった。七年の時を経ておれがドイツ人の若い子に英語でタトゥーを教えてる!

人のためにした事は必ずあとから自分に何倍にもなって返ってくる。誰かにしてもらった事はいつか必ずお返しするように地球ルールで決まってる

それがわかんない奴らは人生惨敗してるし
それを当たり前の顔で/むしろ喜びじゃん?って奴らは人生楽勝してる

それはそこそこ人間やってきたおれが世界中を巡って発見してきた地球の真理

いつか彼女が本物のタトゥー屋になって、またどこかのタトゥーコンベンションで再会できたらかっこいいよね!



+++タトゥー屋とタトゥーの未来

そんなことも旅をしながら考えた


なにをどうしたって日本で刺青はタブー視されてる

おっさんどもは変化を望まないし彼らはワールドスタンダードなんか理解できる知能を持たない

このスマイルとアートのどこに悪意があるんだ?

こうやってアメリカやヨーロッパではタトゥーの未来をみんなで育ててる

日本タトゥーの未来はおれらにかかってる
それを次の世代に引き継いで日本タトゥーが華やかになったらさ?

そんな五周年をプレゼントしてくれたのはLOYAL TATTOO を支えてくれた皆さんです


ありがとうね