
+++骸骨龍/Skull Dragon
”ハーフスリーブタトゥー”+”かっこいい龍”+センスに任せる”とのクライアントからのリクエストです。
聞けば、彼女はかつて某国アマチュアレスリングの代表選手にも選ばれた元・格闘家!ならば…へにょっとしたデザインの何かより、力強く・かつ神々しいくらいなデザインの方が似合うかな?と提案しました。
龍を骸骨にしてしまえ!
恐ろしいほど神々しく…ある程度リアリスティックスタイルで…うりゃ!描き上げ一発OK!
Step 1 / stencil test
初回のカウンセリング時にクライアントの上腕部をすでに計測してあったからデザインもサイズぴったり!
この手間と作業をやる・やらないでは大きな違いが生まれます。タトゥーは刺青・後からチェンジは出来ない。だからこそ慎重に大事に工程を進めます。
Step 2 / tattooing line work
筋彫り・初回
さすが元アマレス某国代表選手!
一言も痛いのかゆいの言わないしピクリとも動きません。すると仕事の進みも早い!
Step 3 / shading
アウトラインは取れた後シェーディングスタート!
彼女は平均的な日本人男性と同程度の体格でハーフスリーブタトゥーの進みスピードとしても平均的です。
この時点で”やっぱフルスリーブにしたい!”とのリクエスト
なんでもやるよ。余裕です。
今回のプロジェクトも実に細かい!
とりあえず骸骨龍完成!
我ながらなかなかな神々しさかな?
そして、この完成から一年後…
フルスリーブ化計画始動
今回のリクエストは…
ゾンビマリア!+something
あとは全部お任せ!
泣かせてくれるじゃんかさ?うれしいねー😊
+++初回筋彫り
人種が違えば肌質はぜんぜん違います。
彫師をスタートした頃はその違いにびっくりしてたけど…いまはどんな肌だろうがなんでも余裕。
ここまでで二時間
少しは彫るスピードも上がってきたかな?
圧倒的ななにか
いまLOYAL TATTOO が模索しているのがそれです。
一発の強い存在感を放つタトゥー
細かいディテールを刻みながらも圧倒的な存在感を放つタトゥー
おれらタトゥー屋は毎日が今までの仕事の集大成
一人ひとりのお客さんのタトゥーはその人にとって人生の集大成かもしれない。だからいつだっておれらは死に物狂いで彫ってる。
ここは東京都港区南青山だけど、LOYAL TATTOO は毎日の仕事を”ここはNYのタトゥーコンベンションの会場で、この作品をトーナメントに出展するんだ”っていうイマジネーションの中で彫っています。
と、進行中…
もはや彼女とおれのこだわりが詰まりすぎていつ完成するのかわかりません。
+++一旦ストップ!
ターゲットは定めてた
最初からニューヨークしか見ていない
今までのすべてはニューヨークに挑戦状を叩きつけるための布石でした。ヨーロッパも渋谷も南青山も最初から全部計画的で目標設定は最初からニューヨークでした。
(移民はしません・日本好きです)