
タトゥー屋ならばみんな絵が好きです。
すべてのタトゥーアーティストは幼少期から絵が好きでたまらない変な画狂=ガキだったはず。それが色々拗らせて刺青師になってました!がお決まりのストーリーです。
当然おれもそんな画狂でした。
学校で先生が話したことなんか1mmも覚えてない・なんなら学校に教科書を持って行った記憶もない。ノートは見た人たちが感心するくらい落書きだらけ。
いつも描いてたのはAKIRA、ドラゴンボール、ガンダム…
おれもいい大人になったけど
やってる事は小四から変わってません。
Step 0 / counseling
今回のタトゥーは少し特殊な進み方をしています。
タトゥーのデザインってのは”タトゥー化する事を前提にお客さんのリクエストに基づいて描く”ってのがノーマル→タトゥー化出来ないデザインは意味も価値もない・なぜならおれらはデザイナーではなくタトゥー屋だから。
けど、このサイボーグは”お客さんのリクエストなし/タトゥー化する事を無視して自分が描きたいものを描くアートワーク”として暇な時にてきとーに練習としてデザインしてました。
要はこれはおれの落書きです。
Step 1 / stencil test
こんなもん彫れるのかよ?って自分でも思ってました。
そもそもデザインスタートが手とタトゥーマシンで彫るタトゥー化を無視した/フォトショップを多用した写真ベースのCGデザイン。紙に描くのも大変なのに肌に針とインクで彫れんのか…
Step 2 / tattooing start
天才が爆発した!
いや、もはやスパークした!
やってみたら余裕すぎたね。さすがおれよ!筋彫り一発でここまでやれちゃえば色塗りなんか楽勝です。
細かすぎるから時間はかかる。
でも丁寧にゆっくり、ひと針ひと針刺していけばいつか必ず完成する。
刺青から人生を教わるんだ。
大変な仕事をやり遂げようと思えば
その到達点は遥か彼方に見え隠れしてるだけ。
辿り着くのは無理にしか思えない。
もしかしたら周りや世間の奴らは”あいつバカだ”って嘲笑うかもしれない。
かんけーねーよ。
丁寧にやる事が間違いなはずがない。
自分の理想を掲げ挑戦する事が馬鹿げてる訳がない。焦らずにひと針ひと針ちゃんと進めていれば必ずそこに到達できる。
それは人生の何事にも当てはまる地球ルールなのだ!
大事な事だからもう一度言うぞ?
焦るなよ?焦ると転ぶぞ?
上手くいっている時ほど細心の注意を払うんだ。
奴らは必ず隙と慢心を狙ってやってくる。大事な事は全部少年ジャンプに描いてある!
ガンダムを描くだけの変なガキだったけど
大人になってもやってる事は小四から変わらないけど
辿り着いたのは南青山でイケてるタトゥーを彫りまくる刺青師でした!😊
LOYAL TATTOO の刺青
=自由と信念の象徴・決意・覚悟
LOYAL TATTOOはそんなタトゥーを刻むために存在しています。